09/07/18

嫌いな物を批判するぐらいなら好きな物を褒める事に労力を使ったほうが良い、みたいな意見がありますわな。まぁ、そのとおりだと思いますよ。ただ、そのほうが健全でハッピーだっていうんじゃなくて、単にムカつくからですけど。自分が言葉を尽くして論理的に、そして感情的に批判した文章を発表してしまうと、ネット上でその文章は、死ぬほど嫌いな「それ」について語られた、他の人が「それ」について調べる際の資料(もっと言えば「それ」の一部分)になってしまうので。 未だに夢でうなされて怒りで飛び起きたり、考えれば考えるほど何であんな事になったのか腹が立ってしょうがない、完全にトラウマになった例の糞アニメについて具体的に何も書かなかったのは、そういう理由だったりします。
「TG イレギュラーズ」のアマガミ特集号を読んだので、自分の「アマガミ」に対する感想ですけど、”俺には合わないわ”です。ランダムで成り立ったゲームの面白さがわからない、という高山氏の意見で作られた「アマガミ」は完全にランダム性が排除されてますが、自分にはこれの何が面白いのか、いまいちわからんです。 行動マップは通常のアドベンチャーゲームの選択肢を視覚化しただけだし、マッチング会話は出現パターンが決まっていて考える必要が無い。それこそ高山氏が名前を挙げたような動画サイトで、各キャラのルートを見れば終わりだろうと思ってしまう。シナリオは完全に一線を越えてるので、プレイ中は確かにニヤニヤするけども、悪ノリという単語がちらつきます。カムバック杉ポネ。 ヒロインキャラについては文句ありません。高山氏の絵柄は益々キレを増し、声優も完璧。また、立ち絵の演出は現在最高峰でしょう。以前「キミキス」以上に隙が無い、と書いたのはそういう部分の話です。
と、いうわけで別に腹を立てた、嫌いになったというわけではないので(静かにテンションが下がる感じ?)「アマガミ」の現時点での感想を書きました。当然、全クリしてないです。最初から始めてエンディングまでが長すぎる。真面目にやったら7、8時間掛かるのも足が遠のく一因ですな。
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